気になったニュースや、趣味のPCに関した話題などを中心に、小説などの作品なども含めて色々と電波を発信してます。 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
   --:-- | Top

短い物語、6 「失って気付くのは、大切なモノ」

-はじめに
 長編はFC2小説で書いていこうと思います。なので、ここでは「短い物語」というものを載せることにしました。他の通常の短編も月に3本載せられればいいなと思っています。
 この「短い物語」は、感嘆符や疑問符などが一切ない超短編小説です。
 ちょっとした息抜きに読んでいただければ幸いです。
 
 それでは、本編は追記からどうぞ。


 白い壁が見えた。
 真っ白な壁。
 どうして僕は、白い壁を見上げているんだろう。
 今度は薄暗くなった。
 ああ、何かを被せられたんだ。
 あれ、体が動かない。
 動け、動け、動け。
 なんでだろう。全然動かない。
 金縛りじゃない。動かないんじゃない。
 そう、感覚がないんだ。
 眠い。とても眠い。
 何か音が聞こえる。
 段々遠くなっていく。
 おやすみなさい・・・・・・。
 次に目覚めたのは、空だった。
 雲がいつもより近い。
 声が聴こえる。
 誰・・・・・・。
 聴きたいと思ったら、景色が変わった。
 目の前に女の人が現れた。
 違う。僕が現れた。
 女の人は僕を全く気にしていなかった。
 どうして・・・・・・・・・。
 泣いてる。白いベッドにふせて。
 お母さん・・・・・・・・・。
 そうだ、この人は僕のお母さんだ。
 いつもうるさかった。
 勉強しろ。早く寝ろ。早く起きろ。
 うんざりしてたんだ。
 だったらこのまま眠ってた方がいいや。
 でも、泣いてる。
 あんなにうるさくて、消えて欲しかったお母さんが、眠った僕に泣いてる。
 耳を澄ましてみた。
 同じ声が、いっぱい聴こえる。
 あなたも。
 君も。
 そう、初めて見た。母さんのあんな表情。
 僕も初めて見た。
 悲しいね。
 うん、僕も悲しい。
 このまま眠っていいのかな。
 ダメだよ。
 だよね。
 じゃあ、起きなきゃ。
 うん。君もね。
 じゃあ、またね。
 うん。おはよう。
 どうしたの。泣いたりなんかして。
 ううん、なんでもない。
 いつもと、ちょっと違う感じだった。
 おはよう。
   18:34 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

Comment







(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可

Trackback

http://tukimiyayu.blog53.fc2.com/tb.php/133-07633ad0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。