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短い物語、6 「馬鹿なのは、無関心な奴」

 -はじめに
 長編はFC2小説で書いていこうと思います。なので、ここでは「短い物語」というものを載せることにしました。
 この「短い物語」は、感嘆符や疑問符などが一切ない超短編小説です。
 ちょっとした息抜きに読んでいただければ幸いです。
 
 それでは、本編は追記からどうぞ。

 メールが届いた。
 友達からだった。
 たすけてころされる。
 短文だった。
 でも、伝わってきた。
 玄関から外へ。
 声が肩を掴んだ。
 どこへ行くの。
 友達のとこ。
 今何時だと思ってるの。明日にしなさい。
 あ、うん。
 部屋に戻ろうと足を変えた。
 いや、違うだろ。
 やっぱ行ってくる。
 ダメだって言ってるでしょ。
 友達が危ないんだよ、死ぬかも知れないんだ。
 そんなことあるわけないでしょう。
 さっきメールが来たんだよ。
 メールなら緊急じゃないでしょう。急ぎなら電話してくるわよ。
 でもほら。
 さっきのメールを見せた。
 急いで打ったんでしょう。
 だから急ぎなんだよ。
 だからってもうこんな時間---。
 駈け出した。
 玄関をどう抜けたかわからない。
 どうやって走ったかわからない。
 どうやって曲がったかわからない。
 とにかく走った。
 どこへ向かうかなんてわからない。
 どこへ向かうかなんて、何かが知っていた。
 たどり着いた場所には、何かが倒れていた。
 何かを流して。
 赤い。赤い液体だった。
 それは友人だった。
 メールを送った張本人。
 涙がいつの間にか、地面に溜まっていた。
 いつの間にか、喉が痛かった。
 まだ、温かかった。
 ばかやろー。
 声が枯れるまで、空に叫んだ。
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