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短い物語、8 「翼を持っても、人間は地に堕ちる」

 -はじめに
 長編はFC2小説で書いていこうと思います。なので、ここでは「短い物語」というものを載せることにしました。
 この「短い物語」は、感嘆符や疑問符などが一切ない超短編小説です。
 ちょっとした息抜きに読んでいただければ幸いです。
 
 それでは、本編は追記からどうぞ。


 君には翼はないの。
 目の前の少年が言った。
 ないよ。だから、飛べない。
 君にだって翼はあるよ。
 背中を見せて、繰り返した。
 ないだろう。
 君は翼を縛られているんだよ
 なにに。
 箱にだよ。君たちが作った箱に。
 箱。
 そう、箱。
 箱ってなに。
 君たちが言ってるじゃないか。ジョウシキって。
 ジョウシキ。
 そう、ジョウシキを作ったのは、天敵から身を守るため。
 天敵。
 そう、世界さ。
 世界が、天敵。
 君たちの翼は弱いんだ。だから使わなくなった。
 強くできなかったの。
 努力はしたみたい。でも、強くならなかった。
 どうして。
 心の底から願うことが出来なかったからさ。
 心の底から。
 翼は心の強さ。だから君たちは強くできなかった。
 じゃあ、やっぱり飛べない。
 君は飛べる。
 どうして。
 強いからさ。
 強くないよ。すぐ泣く。
 涙を流せるから強いのさ。
 どうして。
 自分の弱さを認められてる。それを乗り越えていくのが強さだよ。
 乗り越えられてるのかな。
 君は今までも苦労して乗り越えてきたはずだよ。さあ、飛んでごらん。
 目を閉じた。
 風が心地よい。
 空が、いつもより近く感じた。
 そして、
 僕は、ゆっくりと誘われた。
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